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【中学受験】茨城県立中高一貫校「適性検査」を解説!

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今年度の適性検査の総括

今年度は水戸一高附属中・土浦一高附属中が倍率を下げた一方で、
日立一附属中の倍率はやや上がりました。
倍率が下がった水戸一高附属中・土浦一高附属中も
成績上位層の受験者数は大きく変化していないと考えられ、
決して合格しやすくなったとは言えません。

昨年度行われた出題形式の大幅変更で
多くの受験生が混乱した経緯もあり、
今年度は5月に出題内容が発表、
7月には学校毎の調査書・面接の配点が発表されました。

 

 

 

 

今年度の適性検査の問題傾向

 ① 文章記述問題がやや増加 

​​​​​​昨年度減少した文章記述問題が増加しました。
具体的には昨年から2問増加となる4問の出題。
適性検査Iでは、昨年度には出題がなかった
理科分野の文章記述が出題されました。

 

 ② 知識を問われる出題 

適性検査I・IIともに、知識を持っていた方が
大幅に有利になる問題が複数見られました。

昨年度で姿を消した社会分野の知識問題では、
明治維新前後の出来事の年代並び替えや、
法隆寺の位置と県の形、
基本的人権の尊重についての説明など、
複数出題されています。

また、いくつかの選択肢について〇×をつけていくという
新傾向の問題も見られました。

 

!今年度の適性検査 詳しい解説はこちら!

 

 

来年度に向けて

今年度は難問の出題は少なく、
また文章記述の自由度も低かったことから、
昨年同様各校のボーダーラインは高くなったと推測されます。

難関校受検者の得点に差をつけるためにも、
学校では扱いづらい細かな知識や、
難易度の高い算数の問題の出題頻度が上がるかもしれません。

まずは算国理社で基礎学力を身に付け、
適性検査が測ろうとしている思考力・発想力・判断力等と
それを表現する記述力を養うトレーニングが必要です。

様々な問題から知識を蓄え、考える材料を増やし、
適度な難問を解き、思考する体力・忍耐力を身につけましょう。

 

 

まとめ

今年度の適性検査では、
昨年度から変化した点もいくつか見られました。
問題傾向が変わっても揺らがない基礎学力、
周りと差を付けられる思考力・記述力を身に付けることが
入試で合格を勝ち取るために求められます。

今年度の傾向を知り、来年度の入試に活かしましょう!​​​​​

 

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